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催事情報
開催期間 ： 2023年10月4日（水）～10月10日（火）
催事名 ： リカちゃんキャッスル in 名古屋栄三越
会場 ： 名古屋栄三越店 7階 特設会場
詳しくはコチラ
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※オリジナル製品は非売品のため販売しておりません。※オリジナル製品をタップすると詳細が表示されます。

会津木綿は、農村の作業着やふだん着に使われてきた400年あまりの歴史があります。とくに会津坂下町青木地区では、水害に強い作物として藍の栽培が盛んに行われ、やがて染屋が力織機を導入、機屋が軒を並べていました。しかし、時代の流れから、およそ30年前には会津木綿は一度姿を消してしまうことになります。IIE Lab.は、その眠っていた織機を譲り受け、分解修理し、新しい織元として会津木綿を織っています。

会津木綿を使ってリカちゃんの衣装をつくると聞いて、最初はびっくりしましたが、出来上がった素敵なデザインの浴衣を見て感動しました。今回のコラボレーションを通して、より多くの方に会津木綿を知っ て頂けたら嬉しいです！

会津における絵ろうそくの歴史は今から５００年ほど前、宝徳年間、時の領主芦名盛信が漆の植樹を奨励したことに始まったといわれています。漆樹の樹液は漆塗料となり、又その実からは蝋（ろう）が採取されたため、以来漆器とろうそくは会津の伝統的、かつ誇るべき産業となりました。花のない会津の冬には仏壇に供える花の代わりに絵ろうそくを飾るようになり、「絵ろうそく」というと花の絵柄を描くことが定着していきました。

リカちゃんと絵ろうそくのコラボレーションという事でどのような絵柄にするのか難しかったです。リカちゃんをイメージするピンク色でロウを着色し、バラの花、リボンなどのモチーフをモノグラムのように配置し、丸いビーズやリボン型のネイ ルパーツで飾り付けました。リカちゃんのイメージを表現するとともに今までにない絵ろうそくになったと思います。

まるで空気の衣をまとったような軽さ̶。民話に伝わる天女の羽衣はこんな生地だったのではと思うような世界一薄くてしなやかな絹織物「フェアリー・フェザー（妖精の羽）」が日本有数の絹織物の産地、福島県川俣町で開発されまし た。2012年の「ものづくり日本大賞」で最優秀賞の「内閣総理大臣賞」を受賞しました。

桂由美さんから、「花嫁が着ても、結婚式でダンスを踊れるようなドレスを作ってあげたい」という話を聞いたことがヒントになり、世界一薄いシルク開発への挑戦が始まりました。「フェアリー・フェザー（妖精の羽）ストール」のパリ ジェンヌ風リカちゃんコーディネートが新鮮でした。洗練され、若返った感じです。素敵な出会いに感謝いたします。

平安時代、福島県二本松市上川崎地区で始まったとされる手漉き和紙で、現在もその伝統と技術が受け継がれています。楮（こうぞ）やトロロアオイといった原料も地元で栽培され、紙漉きに関わるほとんど全ての工程が昔と変わらず人の手によって丹念に行われています。第18回芥川賞受賞作品、東野辺薫「和紙」の舞台としても知られています。

ｗashitoの名前の由来は、和紙との暮らしを楽しんでほしいという思いです。リカちゃんに身につけてもらうことをイメージして作成しました。若い人にも気軽に手に取ってもらえる作品を作っていきたいと思います。

江戸期に完成した小紋を染める手法で、須賀川で作り始められたのは、今から約百年前とされています。独自の繊細さとおしゃれな雰囲気を併せ持っています。現代生活にも調和する多彩なデザインが着物通からも親しまれています。

江戸小紋のポーチを身につけるリカちゃんを見て、大変嬉しく思います。福島県内で江戸小紋をやっているのは形幸染物店だけです。親子で着物や江戸小紋に興味を持っていただければ幸いです。

白河だるまは、楽翁公時代の画匠、谷文晁の考によるもので、まゆは鶴、ひげは亀、あごひげは松、びんひげは梅、かおの下には竹を模様化し、全体に福々しい感じが特徴で、その品の良さは、日本一といわれています。

今回リカちゃんとのコラボにあたって、子供のころ沢山遊んだリカちゃんが日々進化していることは知っていたので、改めて調べました。ちょうどもうすぐ4歳になる私の娘もリカちゃんに興味を持ち始めているので、すごくわくわくするお仕事でした。工房のメンバーとともに丸く福々しいだるまにリカちゃんのイメージを試行錯誤させていただきました。

福島県浪江町大堀地区に伝わる「大堀相馬焼」は、青ひび、二重焼き、駒の絵などの特徴を有し、町民はもちろん地域のみなさまに広く親しまれてきた伝統的工芸品です。東日本大震災と原発事故により、20軒以上あった窯元はすべて町外へ避難を余儀なくされましたが、約半数の窯元が各地で窯の再建を果たしています。

今回のコラボレーションでは、リカちゃんをイメージしたティーポットを製作しました。この作品を通して、一人でも多くの方が大堀相馬焼を知るきっかけとなり、実際に手に取っていただき、大堀相馬焼の魅力にふれてもらいたいなと思います。

iriserは、東日本大震災後、魅力的な仕事を創ることで町に新たな灯りを灯したい、という想いから立ち上がった工房です。耐熱ガラスを酸素バーナーで溶かしながら形作る「ランプワーク」で、繊細なデザインを生み出していきます。炎の中で自由にしなやかにかたちを変えるガラスのように、未来はじぶんの手でかたち作れることを伝えたい。あしたをつくるあなたに寄り添い、励まし、彩る。そんなブランドを目指しています。

長年多くの方に愛され続けているリカちゃんに、アクセサリーを身に着けていただけて嬉しいです。この企画を通して、リカちゃんをはじめとする福島のものづくりの歴史や暮らし、想いをより多くの方に知っていただき、身近なものとして親しんでいただけると嬉しく思います。